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Goddess Garden AINA*HANAU - 女性の心身のサイクルをALOHAにサポート


自分ごと過ぎて 笑えなかった話(⌒-⌒; )

2019年7月10日

みなさん

 

ALOHA

こんにちは^_^

 

最近、犬好きが高じてか、ワンちゃんのマッサージを頼まれることが増えています。

 

 

昨日も、知り合いの紹介で、元保護犬のシニアちゃんのマッサージに一刻も早く来て欲しいと頼まれて、急遽 川越のご自宅に伺いました。

 

 

「フラフラして歩けないし、ご飯を食べない。入院中も点滴以外受け付けなくて、一刻を争う」

 

 

という前情報のメールには、飼い主さんの相当の疲労感と焦りが感じられました。

 

 

お仕事としてご依頼を受けたものの

出来る事はなんだろうと考えながら、とりあえずマッサージ4点セットと 犬の身体の解説テキストやら、犬のための薬膳の本やらを持って伺いました。

 

 

可愛い可愛いシェルティと柴ミックスのシニアちゃん。

 

 

退院直後のせいか、空腹のせいか、張り詰めた飼い主さんの空気のせいか、やや気が立っています。

 

 

他は触らせてくれるのに、腰から下を触ると嫌がって噛もうとします。

 

 

出来るところからゆるゆるマッサージしながら、2時間くらい飼い主さんの話しを聞いてみると…

 

 

○そもそもは、数週間前にフローリングの階段から落ちて腰を打った

 

 

○動物病院で電気鍼などの治療に足繁く通ったけれど、効果はなかった上触られるのを嫌がるようになった

 

 

○そうこうしてるうちに食べなくなり、違う病院に行ったら白血球数が多いからとステロイドを飲まされ

 

 

(それだけ鍼治療していたら白血球数も上がる気が)

 

 

それも効かないため、次はステロイドを排泄する薬を出された

 

 

○次は腎臓の値があまり良くないからと、腎臓ケアのドッグフードを出されて、それ以外を食べさせたら危険ですと言われた

 

 

○必死に食べさせようとするも、頑として食べないため、ますます弱りフラフラになったため、ついに検査入院して点滴生活

 

 

○特に悪いところがないと言われて退院

 

再びそのドッグフードを与えようと奮闘するも、食べずに弱り続ける

 

 

という事でした。

 

 

それは ……

弱るよね(^-^;

 

 

でも
「九年前、二十年連れ添った前の子が亡くなった後にこの子が来てくれた時、家にまるでお花が咲いたようでした」

 

 

と身を震わせながら話す、60を過ぎてもどこか少女のような可愛らしい飼い主さんのお気持ちも、本当によく分かります。

 

 

犬の薬膳の本や最新のデータなどを慎重に見せながら

 

 

犬は元々雑食だから、ある程度何をあげても大丈夫なこと。

 

 

それだけ食べなくなったのなら消化力が弱っているので、大根入りのおかゆや鶏肉のささみなどから食べさせて行って、徐々に療養食などに戻せば良いこと。

 

 

シニアさんだけに腎臓だけが弱っている訳でないため、極端な療養食は全体を弱らせてしまうので、バランスよくやっていくことが大切なこと。

 

 

何より今はとにかくなんでも良いから、喜ぶものを食べさせることが先決だと思われること…

 

 

などを、ぼちぼちとお伝えしていくと、ハンカチを目に当てて泣き出されて

 

 

「お医者様が『これを食べさせないといけない、他を食べさせてはいけない』と仰っていたので、毎日必死にこれだけを食べさせようとして、追い詰められていました。

 

 

どこかで疑問を感じつつも、お医者様の言うことは絶対で正解だと思ってしまって。食べれるものをあげていいんですね」と大泣き(;_;)

 

 

マッサージの仕方や、打った腰のところを温める方法などをお伝えする頃に、ようやく飼い主さんに笑顔が戻り、その傍でシニアちゃんもようやく安心して身を委ねてくれ、スヤスヤと寝始めたのでした。

 

 

笑い話のようで全く笑えない話だなと、冷や汗をかき、首をすくめながらの帰り道でしたf^_^;

 

自分か乳がんになった時に取り組んだ極端な食事療法のことはもちろん、

 

うちの食べムラのひどいシニア犬ゆめさんとの向き合い方も

 

側から見たらこんな感じなんだろうなぁと、笑えないなぁと頭をかきかき。

 

 

そして、夜寝るまでこの言葉がずっと頭の中を巡りました。

 

 

『どこかで疑問を感じつつも、お医者様の言うことは絶対で正解だと思ってしまって』

 

 

私を含め、多くの人は時に驚くほど簡単に、いわゆる権威 や 自分が権威だと信じたものに、思考を開け放してしまうところがある気がします。

 

 

それが、大切なことであればあるほど、愛しいもののためとなればなるほど

 

 

失いたくない、壊したくない、苦しい思いをさせたくないばかりに、絶対に正しい方法を、途方に暮れながら彷徨いながら血眼になって探し続けてしまいます。

 

 

政治経済や医療はもちろん、文化も、ある種の宗教もそうした私たちの思考の癖をある意味うまく利用していて、私たちも薄々気づいていながらも、そこに依存してしまいます。

 

 

権威の言う 「根拠のない正解」を鵜呑みにして(データ次第で、驚くほど呆気なくコロコロ変わります!)今の目の前のリアルが伝えていることや、ありのままのいのちの状態を観ることを忘れてしまいます。

 

 

そのシニアちゃんを心から大切にしている飼い主さんの、緊張しきったお顔と安堵の涙を見ながら、あまりに自分ごととして内省するところがありすぎの夜でした(⌒-⌒; )

 

 

自分が気をつけるもはもちろん

 

これは誰にでもあることと思って

 

ALOHAの気持ちで
お互いに気をつけ合いながら

 

 

みんなで少しずつバランスを微調整しながら

 

 

目の前のいのちをしっかり観て物事を決めていけたらいいな

 

 

そんな風に思うのでした^ – ^

 

mahalo

うちのマイペースなシニア♡