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Goddess Garden AINA*HANAU - 女性の心身のサイクルをALOHAにサポート


アンティメアリーの思い出

2019年3月8日

とっても細々ですが(笑)、ロミロミやマタニティロミロミをご縁のあった方にお伝えする機会が増えました。

 

基本的なマッサージの施術と同時に、人の身体にALOHAの心で触れるということ、優しい呼吸を共にすることをお伝えしています。

 

そんな中、自分がロミロミを習うためにハワイに通っていた頃のことを懐かしく鮮やかに思い出します。

 

わたしのマタニティロミのクムはアンティ=メアリー=フラガス先生。

 

ALOHAをそのまま人間の形にしたようなアンティはその当時86歳くらいになっていました。

 

町でポリオが大流行して、同世代がみんな天国に旅立ってしまう中運良く生き延びたアンティは下半身にまひが残り、最初は悲しみに暮れて怒ってばかりの少女だったと当時の話をしてくれました。

 

「でもね、そこに、ダーリンが現れたのよ♪」それは、アンティをこよなく愛してくれた旦那様のことです。

 

「君の全てが大好きだと言ってくれた旦那様のALOHAを受け取り、怒ったり不機嫌になったり、自分を哀れむのをやめてALOHAを生きることにしたの」以来アンティは四人の子供を育てながら、妊娠中の女性たちのロミロミを始め、車椅子でどこにでも出かけ、町中の女性たちを励まして回る人生を送ったのです。

 

「赤ちゃんに触れるように優しく優しく触れれば、妊娠中のロミロミも、怖いことは全く無いの」
「身体を愛するのよ」

 

今でもアンティの笑顔と優しい声が耳に響いています。

デモもそこにいる生徒全員にしてくれて、「誰かデモを受けたい人」と言われた時にすぐに手を挙げられない、恥ずかしがりのメンバーも手招きして、ロミロミしてくれました。

 

「やせっぽち、熱いパワーもなくて、手も小さく指が細いから、あの子はセラピストに向いてないかもね」

 

アンティのクラスを受ける2年前に、ロミロミの先生たちが英語でそう話しているのを聞いて、ずっとどこかで引け目に思っていた私は、アンティに出会ってから やせっぽちの自分でも、勢いのいいパワフルなエネルギーのない自分でも、手の小さい私でも、きっとセラピストになれる!だって、アンティがこうして自分自身の身体を全部祝福しながらやってきたのだから、できないはずがない。

 

そう信じて、笑顔でセラピストを続けて来られました。ロミロミの施術を始めて11年目、マタニティのロミロミを始めて9年目。今日も心に響くのはアンティの柔らかい笑い声と、海辺の家でアンティにALOHAをシェアしてもらったあの時間です。